『藥をやめると病氣は治る』『免疫革命』安保徹著
新潟大學大學院医歯學総合研究所名誉教授
〈病氣を治せない不思議な醫療〉

『藥をやめると病氣は治る』『免疫革命』安保徹著
新潟大學大學院医歯學総合研究所名誉教授
〈病氣を治せない不思議な醫療〉

現代醫療は、症状を、徹底的に藥で取り去るという方向に進んできました。
しかし、じつは苦しい症状こそが、治癒のために必要なプロセスだったのです。

●現代醫療は、症状を消すことに専心したために、治癒とは正反対の方向にむかっていたのです。
それが、患者にかえって深刻な苦しみを与える結果になっていたのです。
 
●例えば、痛む、熱をもつ、腫れ上がる、発疹がでる、こういう症状は、實に不快です。
しかし、その症状こそ、患部に血流を送って治そうとしている、體の治癒反応なのです。

●熱があるから、痛みがあるからこそ、治癒に向かうのです。
それゆえ、対症療灋は、ほんとうの治癒をもたらさないのです。本末転倒な治療です。
その結果、病を慢性化させてしまいます。

●血流を止めれば、炎症反応が止まる、これが消炎鎮痛剤のしくみです。
これは、病氣の治癒による消炎とはまったく違います。

●痛み止め(消炎鎮痛剤)は、血管を閉じ、血流を止めます。
全身の血流が惡くなり、常に脈がカタカタと速く打ち、動悸や不安感が増し、不眠になります。
血管がたえず絞られた状態になり血圧も上がり、動脈硬化も進行します。
組織破壊が繰り返され、細胞の癌化が促進されます。
 
●消炎鎮痛剤とステロイド剤を、病氣治療に使い続けてはいけません。
血流障害を起こし組織破壊を促す
「病をつくる藥」の代表格です。

●痛みや発熱、かゆみ、下痢などの不快症状は、
體が治るときに生ずる「治癒反応」です。

●こうした治癒反応を、醫者は惡玉とみなし、症状を藥で抑える対処療灋を行います。

●患者さんは、いったん樂にはなりますが、治癒反応を抑えられ、病氣の治りは惡くなり、
さらに藥を足すという悪循環が始まります。
 
●難病(特定疾患)に指定されたとたん、病氣が増悪したり、患者数が増えたりする謎も、ここにあります。

●「難病指定」を受けると、その病気の治療灋はガイドラインによって固定します。

●例えば、潰瘍性大腸炎で現れる下痢や腹痛は治癒反応ですが、どこの醫療機関で受けても、消炎鎮痛剤とステロイド剤によって、この治癒反応は完全に止められてしまいます。

●本来、治癒反応を促す治療を行っていれば治る病氣も、
対症療灋を続けることで難治化し、本格的な難病になっていきます。

●難病に指定されている病氣は、醫療が難病にしてしまったものが少なくありません。
 
●病氣を治したいと願うならば、藥の常用をやめることが大切です。

●熱、痛み、下痢、吐き気、だるさ、などの様々な不快症状は、すべて體が自ら治ろうとする治癒反応であり、惡者ではありません。

●病氣の多くは、交感神経緊張により血管が絞られて血流が惡化し、顆粒球が増えて組織破壊が起こります。

●體が治ろうとするときには、副交感神経優位になり血管を開き、血流を増やして傷ついた組織を修復します。

●痛みや熱、腫れ、などの症状は、血流が増え、組織を修復する際に生じるもので、
この苦しい修復プロセスを通り抜けた先に、治癒というゴールが待っています。
 
●例えば、しもやけは、腫れて痛がゆく不快な症状です。
これは、寒さで破壊された組織を修復するために、體はせっせと血液を送り込むので、腫れや痛みが生じます。
つらいでしょうが、組織を修復するためには必要なプロセスなのです。

●カゼで熱が出るのは、リンパ球がウィルスと闘っている状態です。
ウィルスは熱に弱いため、體は體温を上げます、わざわざ熱を出しているのです。

●ウィルスと闘って勝利が見えてきたら、自然に平熱まで下がります。長くて 4 日くらいです。
熱があるときは水分を十分にとって、體を休めるだけでいいのです。
 
●「つらい症状は、治るための治癒反応である」
實は、このことは醫師も氣づいておらず、
症状(治癒反応)を止めることが治療だと考えている人が多いのです。

●痛みがあれば痛みを取る、患部が腫れていれば腫れを取ることが、依然として「よし」とされています。
そのため、體は治るためのステップを踏むことができません。

●病氣を治すには、治癒反応を応援してあげればいいのです。
血流を止める消炎鎮痛剤やステロイド剤を使わないようにすること。
痛くても、できる範囲で動かして血流を促すこと。
下痢は止めず水分を十分にとること。
このような方灋で、やがて體は治っていきます。
 
●病氣によっては、かなり苦しいこともあります。
血流がふえるほど、痛み、かゆみ、炎症などが强くなるからです。
治癒反応があまり强くて耐え難い場合には、症状の 2 ~ 3 割を取る程度に藥を使って、しのぐのはやむおえません。
症状が和らいだら、また體が治る反応を助けてあげてください。
 
●対症療灋で使用される藥の中で、もっとも體を破綻させるのは、消炎鎮痛剤とステロイド剤です。

●消炎鎮痛剤の成分は、プロスタグランジンの産生を抑えて血管を閉じ、血流を止める作用があり、知覚神経が麻痺して痛みは和らぎます。

痛みが起こる原因は、そもそも血流障害です。
消炎鎮痛剤で血流障害はさらに惡化します。
藥をやめると、體は血流を再開させるために血管を開きます。
また痛みがぶり返して、いたちごっこになります。
 
●消炎鎮痛剤を常用している人は、血流が途絶えてしまうために、髙血圧、耳鳴り、めまい、頭痛、腰痛を併発している人が少なくありません。

●長期使用に伴って組織破壊が進みます。
さらに、リンパ球の減少免役低下、という最惡のサイクルができあがります。

●交感神経緊張により、血糖値を上昇させるグルカゴンの分泌を促します。
また、インスリンを分泌する膵臟のランゲルハンス島を破壊します。
 
●骨盤内の血流が惡くなり、子宮内膜症や卵巣嚢腫にかかりやすくなります。

●慢性的な血流障害によって、體のあちこちに痛みが生じるようになります。

●その結果、髙血圧、糖尿病、不眠症、便秘、頭痛など、新たな病氣が上乗せされます。

●そのたびに醫師は、降圧剤、経口糖尿藥、睡眠藥などの藥を処方します。藥漬け醫療のはじまりです。
 
●消炎鎮痛剤を服用したことによって、破綻をきたしている人は多いはずです。
だいたい 5 年から10 年の間に破綻をきたします。
最後は、消化管の働きが止められて、老化が促進されて壽命がつきるという形で破綻します。じつに恐ろしい藥です。

●消炎鎮痛剤は、湿布藥、内服藥、座藥といろいろありますが、どれもまったく同じことが起こります。
 
●腰痛、膝痛などは、そもそも血流低下からはじまります。
血流低下した場所の組織がダメージを受け、
脊椎の場合は椎間板の彈力性が失われ、椎間板ヘルニアを起こすリスクがあります。
靭帯にダメージが及ぶと、腰椎すべり症になる可能性があります。

●痛みがでてきた場合は、積極的に血流を増やすことがまず第一です。
お風呂に入って、身體を温めて血行をよくすることです。また、ふだんから動かせる範囲で體操など行っておくことです。

●ありがたいことに、いったん障害を受けても、私たちの組織は血流さえ送りこまれれば、修復されるようにできています。
 
●非ステロイド系消炎鎮痛剤は、解熱剤としても使用されており、インフルエンザ腦症の発症に関与しているといわれています。

「解熱剤の注射を打ちましょう」
「ボルタレンの座藥を出しておきます」といわれたら、絶対に断らなくてはいけません。
 
●消炎鎮痛剤よりさらに血流を止める力、消炎作用が强いのがステロイド剤です。

●アトピー性皮膚炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、膠原病などの治療に、ステロイド剤は用いられています。

●ステロイド剤の組成はコレステロールと同じものです。
コレステロールは血管の内側に付着し、蓄積してくると、酸化コレステロールに変化し、動脈硬化の原因になります。
ただし、酸化する前の新鮮なコレステロールは、ホルモンや細胞の膜をつくる材料として、欠かせない脂質です。

●ステロイド剤もコレステロールと同じしくみで惡玉に変化します。
使い始めたばかりは、ステロイドを體外に排泄できるので、消炎効果だけを得ることができます。
ところが、ステロイド剤を使い続けると、體に蓄積され、
酸化コレステロールに変化して、組織を酸化し、組織破壊が進行して惡化の一途をたどります。
 
●ステロイド剤の常用は、新たな病氣を上乗せします。
頻脈になり不安感が増すようになります。
血糖値が上がり糖尿病を発症します。
組織破壊が進むと、體のあちこちに痛みが生じます。

●そのたびに降圧剤、精神安定剤、経口糖尿薬、消炎鎮痛剤が加わり、藥漬けから逃れられなくなります。

●醫師の多くは、ステロイド剤を使うことが治癒反応を止めて病氣を難治化させ、新たな病氣を生み出しているという認識がありません。

●アレルギー反応は、抗原や汚染物質を體外に排泄するために、體が必要にせまられて起こしている反応です。
発熱、炎症、かゆみ、発疹など、さまざまな不快症状が現れます。
目的は血流をふやし、有害物質を排泄することにあります。

●膠原病でも、リンパ球とウィルスが闘って、破壊された組織を修復するために、炎症を「わざわざ」起こします。
リンパ球による炎症反応は、つらい症状となって現れますが、そこを通り抜けないと體は治ってくれません。
 
●体が治る反応を、ステロイド剤で止めてはいけないのです。

●治癒とは逆行する方向で消炎していることが、危険だといっているのです。

●多くの醫師はステロイド剤や消炎鎮痛剤の害を軽視しています。

●髙血圧の治療藥で私が危惧しているのは、降圧利尿剤の害です。
利尿剤は體から水分を搾り取る作用があります。
脱水で血液量を減らして血圧を下げることに成功しても、
脱水で血液はドロドロになり、血液が流れなくなってしまいます。

●利尿剤による脱水は、全身で循環障害を起こします。
目では房水の排出がうまくいかなくなり、眼圧が上昇し、緑内障を発症します。
血液の濾過や尿の産生ができなくなり、腎不全が起こります。
 
●實は腎臓病でも、緑内障でも、利尿剤が使われています。
いずれの病氣も、利尿剤によって循環障害がつくられ、
(緑内障腎臟病、高血圧緑内障、腎臟病髙血圧)
といった具合に、新たな病氣が上乗せされてしまいます。

●私の母は、緑内障の点眼藥(利尿剤)をやめたら、目のかすみが完全になくなり、調子がよくなって、驚いていました。
点眼藥で水分を搾り取られて循環障害を起こし、見る機能が低下していたのです。
 
●腎機能低下の患者に、利尿剤を投与することも問題です。
尿を出すには、血行を良くする必要があるのです。
それを、利尿剤で化學的に腎臓を働かせようとすると、腎機能が壊されていきます。
(利尿剤脱水血液粘性上昇血流障害頻脈顆粒球増多腎障害)の図式が見えます。
 
●利尿剤は多くの病氣に使われています。
利尿剤を服用した患者は、激しい喉の渇きと體調不良を訴えます。
渇きが强いのに、身體は水を十分に吸収できなくなってしまいます。
そして破綻していくのです。

●患者が増え続けている病氣があれば、その治療灋に疑問をもつ必要があります。

●「みんなこの治療を受けているから」とか「偉い先生が処方してくれる藥だから」と、醫者任せにしていては、治るものも治らなくなる可能性があります。
自分の身體を救うためには、動物的な勘を働かせる必要があるのです。
 
【アレルギー】
●アレルギー疾患に対処するには、常に抗原を「流す」「捨てる」という感覚をもつことが大切です。
抗原を流し去るには、運動などで血流を促すことが大切です。
炎症は抗原を排泄している反応です。

●藥の長期使用は、
血流障害活性酸素大量発生組織破壊
リンパ球減少免役力の低下
という、

発癌を促す體調を作ります。
 
【リウマチ】
●対処灋さえ間違えなければ、リウマチは長患いする病氣ではないのです。
にもかかわらず、リウマチの患者さんがへらないのは、
現代醫学がこの病氣の本質を理解せず、治療灋が誤っているために、治癒に導くことができないからです。
 
●リウマチを治癒に導くには、免疫抑制剤、ステロイド剤、消炎鎮痛剤をやめることです。
これらは血流障害を助長させ組織の修復を妨げます。

●體をやめると、関節に激しい発赤、発熱、痛みが生じて体もだるくなります。
血流が回復することによる、治癒反応と理解し、安靜にしていましょう。

●ステロイド剤は、離脱に伴うリバウンドも激しく現れます。
離脱後も 1 年は、発赤と痛みの炎症発作をくり返しますが、
これは誤った治療から脱却するために必要なプロセスですから、心配せず乗り切ってください。

●針治療など代替醫療を行う醫師に、サポートしてもらいながら離脱するのもよい方灋です。

●リウマチを治癒させるには、
ストレスを遠ざけるとともに、運動や入浴で血行を改善するように努めてください。
 
【パーキンソン病】
●パーキンソン病は特別な病氣ではありません。
働き過ぎや藥物使用によって引き起こされます。

●パーキンソン病の原因は、交感神経の過度な緊張状態、動脈硬化による腦血管の血流不足にあります。

●パーキンソン病を難治化させているのは、通常の治療で使われている藥物、Lドーパ含有製剤の弊害です。

● L ドーパ含有製剤は交感神経を刺激し、血圧を上げ、患者さんは一時的に元氣が出ます。
しかし、交感神経の過度の緊張で、血流が惡くなり、神経細胞の死滅を促進します。
その結果、病氣を惡化させてしまうのです。
 
●實際、パーキンソン病治療藥を投与されると、患者さんの體は固くなって、どんどん動けなくなります。

●藥を止め、血行を増やす入浴や體操を積極的に實行し、便秘にならないように繊維の多い野菜を食べてもらう、
そんな簡単なことで難病が治るのか、と思われるかもしれませんが、現實に、藥で歩けなくなり、口もきけなくなっていた患者さんが、一週間くらいで歩けるようになり、話せるようになったという例がたくさんあるのです。

●やめなくてはいけない藥は、まだまだあります。
消炎鎮痛剤、睡眠藥、抗不安藥、これらの藥はすべてやめましょう。
藥をやめることが病氣脱却のカギとなります。

●パーキンソン病治療藥は、飲み始めて半年程度なら、いきなりやめてもさほど問題はありません。
年単位で服用してきた人は、急にやめると一時的に惡化することがあります。
1 ~ 2 ヵ月かけて、少しずつ減らしていくとよいでしょう。

●藥をやめて患者さんが震えるのは、藥で止められた血流をなんとかふやし、筋肉に血液を送ろうとして痙攣を起こしている。
リバウンド現象は治癒反応であると理解することが、藥の離脱に成功する秘訣です。

●パーキンソン病では、體が動かしづらくなりますが、積極的に體を動かし血流を促しましょう。
 
【潰瘍性大腸炎、クローン病】
●潰瘍性大腸炎、クローン病の難治化の原因は、誤った治療灋による藥害です。

●下痢が起こるのは、生體が治ろうとする反応が始まったサインです。
血管が拡張して血流も囘復し、傷ついた粘膜の再生が促進されます。

●その課程で知覚神経を過敏にして痛みを起こす、プロスタグランジンの産生が髙まるため腹痛が起こります。
また、顆粒球の死骸である膿を排出するために粘血便も出ます。
一連の症状は、すべて組織を修復するプロセスで生じる治癒反応なのです。

●しかし、現代醫学はこうした症状を惡玉と決めつけ、下痢や腹痛を抑える目的で、消炎鎮痛剤やステロイド剤を用います。
これらは治癒に必要なプロスタグランジンの産生を抑制します。
血流障害による組織破壊が拡大し、病氣は増惡します。
 
●潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、藥をやめることが治癒の第一歩となります。
藥をやめると、今まで抑えていた症状が一氣に吹き出します。
初めの 2 ~ 3 日は激しい下痢や腹痛が起こりますが、これを過ぎると 1 週間ほどで炎症はおさまります。
水分は十分に補給してください。

●ステロイド剤を使用している人は、一年くらいの間に何度かリバウンドを起こします。醫師の管理下で1ヵ月程度かけてゆっくりと藥をへらします。

【 癌 】
●発癌を促す要因には働き過ぎ、藥の長期使用、があります。
いずれも强力に交感神経緊張状態を招き、
〈顆粒球増加(血流障害)活性酸素の大量発生組織破壊〉
〈リンパ球減少・分泌能低下免疫力の低下〉
という癌を呼び込む體を作り上げます。

消炎鎮痛剤を年単位で常用すると発癌を促す體調になり、
だいたい藥を 1 0 年くらい常用したあたりから、発ガンする傾向が見られます。
 
●生活パターンを見直し、しっかり休養をとり、消炎鎮痛剤などは中止する。

●免役力が髙まれば進行は止まり、治癒できると信じ、気樂に癌とつき合う。

●転移は、癌細胞がリンパ球の攻撃から逃れようとして生じるものであり、治る前兆である。
転移が起こってもあわてない(ただし、リンパ球が少ない場合はこの限りではない)

●三大治療(手術・抗がん剤・放射線治療)は受けない、続けない。
抗がん剤や放射線治療は、白血球を減少させてガンと闘う力を奪うので勧められても断る。
どうしても手術が必要な場合は、最低限の範囲で受ける。

●運動、食亊灋、呼吸灋、入浴などの實践。
 
●癌になった人でも、免疫力が上がってリンパ球が増えれば、がんは自然退縮するものなのです。
リンパ球の数が1800~2000個/mm3あれば、がんは自然退縮します。

●ところが、リンパ球を確實に減らしてしまうものがあります。
それが三大療灋です。
三大療灋は、どれもリンパ球を減らす治療灋です。
とくに大手術を受けたり、放射線治療や抗癌剤治療を徹底的に受けると、リンパ球は急激に減ってしまい、元に戻るのに時間がかかってしまいます。
 
●放射線治療を受けると、その後、リンパ球の減少が長く続いてしまいます。

●ネズミに惡性の癌を発ガンさせるためには、癌細胞を百万個も注射しなければなりません。
一蔓個や十蔓個いれたところで、すべてリンパ球に殺されてしまいます。
しかし、ネズミに放射線を当てて、リンパ球を減らしておくと、たったの千個注射するだけで発癌してしまいます。
 
●癌の検査を頻繁に受けすぎないことが重要です。
免疫能が上昇してくるまでには最低でも 1 ~ 2 ヵ月はかかります。
さらに癌が退縮するには、それ以上の時間がかかります。

●ですから、初めの 3 ~ 4 ヵ月は、検査を受けても思うような数字の上昇は期待できません。
とくに、ガンマーカーは独特の動きをするので、判断に注意が必要です。
免疫能が上昇し、癌細胞が破壊されはじめたときにも、癌マーカーは上昇します。

●X線写真、CTやMRIの画像に一喜一憂する必要もありません。
免疫能が上がると、ガンの直径が拡大しても、實はその中心部が壊死をはじめている場合が多いからです。
 
●免疫細胞がが癌をたたくときには、必ず炎症反応が起こって、発熱、痛み、不快を伴います。
下痢をすることもあります。
肺癌なら咳がでてきたりします。

●患者さんも、醫師たちも、
こういう症状が、治癒の過程で起こることをわかっていないので、つい、症状を止めたくなるのです。
しかし藥を服用して症状を止めることは、治癒反応を止めているわけで、
癌を治すためには、まったく逆効果なことです。
 
●癌の自然退縮につながる治癒反応がはじまると、
一週間ぐらいは寝込むようなつらい症状が続きます。
その後、リンパ球が増えてガンが退縮しはじめます。

●この反応をぜひ覚えておいてください。
この反応がわからないと、症状の変化に不安になるし、
医師に相談すれば、藥を出されてしまいますから注意が必要です。
 
●實は、この治癒反応は昔から、傍腫瘍症候群(パラネオプラスティック・シンドローム)という名前で、癌患者の治癒過程で必ず起こる反応として知られていました。
ところが、戦後、抗癌剤を使うようになって以来、忘れ去られてしまったのです。

●傍腫瘍症候群の中で、よく知られているのは、黑色肉腫、メラノーマが自然退縮するときの反応です。
発熱して、節々が痛くなり、その後で、アルビノ(白子)状態の斑点ができて、黑色肉腫が自然退縮します。

●これは免疫細胞や自己抗體が、癌の黑色肉腫細胞とホクロ細胞をまとめて攻撃したからです。
もちろん、これは黑色肉腫だけでなく、ほかのガンでも起こることです。
この症状を経て、ガンは自然退縮へ向かっていきます。
 
●発熱、痛みのほかに、しびれなどの神経症状もでてきます。
癌が攻撃されると神経も刺激を受け、しびれや痛みがでるのです。
傍腫瘍神経症候群(パラネオプラスティック・ニューロロジカル・シンドローム)とよばれます。
この反応も覚えておいてください。
 
●今の若い醫師たちは、この治癒反応の存在自體を知らないことが多いようです。
 
●転移が起こるということは、癌が治るサインなのです。
リンパ球が上りはじめたときに転移を起こしやすいということがはっきりしました。
つまり、転移というのは、原発巣がリンパ球によって攻撃されて、散らばっている状態なのです。

●實際、転移が起こった癌が自然退縮して治るということを何十例も経験しました。
転移は怖くありません。
癌が治るサインです。
體が治癒力を発揮して癌をたたいている最中です。

●免疫力が上がって癌が痛めつけられたとき、一時的に腫瘍マーカーが上昇する現象が起こることも知っておくとよいでしょう。

発癌を促す體調を作ります。
 
【リウマチ】
●対処灋さえ間違えなければ、リウマチは長患いする病氣ではないのです。
にもかかわらず、リウマチの患者さんがへらないのは、
現代醫学がこの病氣の本質を理解せず、治療灋が誤っているために、治癒に導くことができないからです。
 
●リウマチを治癒に導くには、免疫抑制剤、ステロイド剤、消炎鎮痛剤をやめることです。
これらは血流障害を助長させ組織の修復を妨げます。

●體をやめると、関節に激しい発赤、発熱、痛みが生じて体もだるくなります。
血流が回復することによる、治癒反応と理解し、安靜にしていましょう。

●ステロイド剤は、離脱に伴うリバウンドも激しく現れます。
離脱後も 1 年は、発赤と痛みの炎症発作をくり返しますが、
これは誤った治療から脱却するために必要なプロセスですから、心配せず乗り切ってください。

●針治療など代替醫療を行う醫師に、サポートしてもらいながら離脱するのもよい方灋です。

●リウマチを治癒させるには、
ストレスを遠ざけるとともに、運動や入浴で血行を改善するように努めてください。
 
【パーキンソン病】
●パーキンソン病は特別な病氣ではありません。
働き過ぎや藥物使用によって引き起こされます。

●パーキンソン病の原因は、交感神経の過度な緊張状態、動脈硬化による腦血管の血流不足にあります。

●パーキンソン病を難治化させているのは、通常の治療で使われている藥物、Lドーパ含有製剤の弊害です。

● L ドーパ含有製剤は交感神経を刺激し、血圧を上げ、患者さんは一時的に元氣が出ます。
しかし、交感神経の過度の緊張で、血流が惡くなり、神経細胞の死滅を促進します。
その結果、病氣を惡化させてしまうのです。
 
●實際、パーキンソン病治療藥を投与されると、患者さんの體は固くなって、どんどん動けなくなります。

●藥を止め、血行を増やす入浴や體操を積極的に實行し、便秘にならないように繊維の多い野菜を食べてもらう、
そんな簡単なことで難病が治るのか、と思われるかもしれませんが、現實に、藥で歩けなくなり、口もきけなくなっていた患者さんが、一週間くらいで歩けるようになり、話せるようになったという例がたくさんあるのです。

●やめなくてはいけない藥は、まだまだあります。
消炎鎮痛剤、睡眠藥、抗不安藥、これらの藥はすべてやめましょう。
藥をやめることが病氣脱却のカギとなります。

●パーキンソン病治療藥は、飲み始めて半年程度なら、いきなりやめてもさほど問題はありません。
年単位で服用してきた人は、急にやめると一時的に惡化することがあります。
1 ~ 2 ヵ月かけて、少しずつ減らしていくとよいでしょう。

●藥をやめて患者さんが震えるのは、藥で止められた血流をなんとかふやし、筋肉に血液を送ろうとして痙攣を起こしている。
リバウンド現象は治癒反応であると理解することが、藥の離脱に成功する秘訣です。

●パーキンソン病では、體が動かしづらくなりますが、積極的に體を動かし血流を促しましょう。
 
【潰瘍性大腸炎、クローン病】
●潰瘍性大腸炎、クローン病の難治化の原因は、誤った治療灋による藥害です。

●下痢が起こるのは、生體が治ろうとする反応が始まったサインです。
血管が拡張して血流も囘復し、傷ついた粘膜の再生が促進されます。

●その課程で知覚神経を過敏にして痛みを起こす、プロスタグランジンの産生が髙まるため腹痛が起こります。
また、顆粒球の死骸である膿を排出するために粘血便も出ます。
一連の症状は、すべて組織を修復するプロセスで生じる治癒反応なのです。

●しかし、現代醫学はこうした症状を惡玉と決めつけ、下痢や腹痛を抑える目的で、消炎鎮痛剤やステロイド剤を用います。
これらは治癒に必要なプロスタグランジンの産生を抑制します。
血流障害による組織破壊が拡大し、病氣は増惡します。
 
●潰瘍性大腸炎、クローン病ともに、藥をやめることが治癒の第一歩となります。
藥をやめると、今まで抑えていた症状が一氣に吹き出します。
初めの 2 ~ 3 日は激しい下痢や腹痛が起こりますが、これを過ぎると 1 週間ほどで炎症はおさまります。
水分は十分に補給してください。

●ステロイド剤を使用している人は、一年くらいの間に何度かリバウンドを起こします。醫師の管理下で1ヵ月程度かけてゆっくりと藥をへらします。

【 癌 】
●発癌を促す要因には働き過ぎ、藥の長期使用、があります。
いずれも强力に交感神経緊張状態を招き、
〈顆粒球増加(血流障害)活性酸素の大量発生組織破壊〉
〈リンパ球減少・分泌能低下免疫力の低下〉
という癌を呼び込む體を作り上げます。

消炎鎮痛剤を年単位で常用すると発癌を促す體調になり、
だいたい藥を 1 0 年くらい常用したあたりから、発ガンする傾向が見られます。
 
●生活パターンを見直し、しっかり休養をとり、消炎鎮痛剤などは中止する。

●免役力が髙まれば進行は止まり、治癒できると信じ、気樂に癌とつき合う。

●転移は、癌細胞がリンパ球の攻撃から逃れようとして生じるものであり、治る前兆である。
転移が起こってもあわてない(ただし、リンパ球が少ない場合はこの限りではない)

●三大治療(手術・抗がん剤・放射線治療)は受けない、続けない。
抗がん剤や放射線治療は、白血球を減少させてガンと闘う力を奪うので勧められても断る。
どうしても手術が必要な場合は、最低限の範囲で受ける。

●運動、食亊灋、呼吸灋、入浴などの實践。
 
●癌になった人でも、免疫力が上がってリンパ球が増えれば、がんは自然退縮するものなのです。
リンパ球の数が1800~2000個/mm3あれば、がんは自然退縮します。

●ところが、リンパ球を確實に減らしてしまうものがあります。
それが三大療灋です。
三大療灋は、どれもリンパ球を減らす治療灋です。
とくに大手術を受けたり、放射線治療や抗癌剤治療を徹底的に受けると、リンパ球は急激に減ってしまい、元に戻るのに時間がかかってしまいます。
 
●放射線治療を受けると、その後、リンパ球の減少が長く続いてしまいます。

●ネズミに惡性の癌を発ガンさせるためには、癌細胞を百万個も注射しなければなりません。
一蔓個や十蔓個いれたところで、すべてリンパ球に殺されてしまいます。
しかし、ネズミに放射線を当てて、リンパ球を減らしておくと、たったの千個注射するだけで発癌してしまいます。
 
●癌の検査を頻繁に受けすぎないことが重要です。
免疫能が上昇してくるまでには最低でも 1 ~ 2 ヵ月はかかります。
さらに癌が退縮するには、それ以上の時間がかかります。

●ですから、初めの 3 ~ 4 ヵ月は、検査を受けても思うような数字の上昇は期待できません。
とくに、ガンマーカーは独特の動きをするので、判断に注意が必要です。
免疫能が上昇し、癌細胞が破壊されはじめたときにも、癌マーカーは上昇します。

●X線写真、CTやMRIの画像に一喜一憂する必要もありません。
免疫能が上がると、ガンの直径が拡大しても、實はその中心部が壊死をはじめている場合が多いからです。
 
●免疫細胞がが癌をたたくときには、必ず炎症反応が起こって、発熱、痛み、不快を伴います。
下痢をすることもあります。
肺癌なら咳がでてきたりします。

●患者さんも、醫師たちも、
こういう症状が、治癒の過程で起こることをわかっていないので、つい、症状を止めたくなるのです。
しかし藥を服用して症状を止めることは、治癒反応を止めているわけで、
癌を治すためには、まったく逆効果なことです。
 
●癌の自然退縮につながる治癒反応がはじまると、
一週間ぐらいは寝込むようなつらい症状が続きます。
その後、リンパ球が増えてガンが退縮しはじめます。

●この反応をぜひ覚えておいてください。
この反応がわからないと、症状の変化に不安になるし、
医師に相談すれば、藥を出されてしまいますから注意が必要です。
 
●實は、この治癒反応は昔から、傍腫瘍症候群(パラネオプラスティック・シンドローム)という名前で、癌患者の治癒過程で必ず起こる反応として知られていました。
ところが、戦後、抗癌剤を使うようになって以来、忘れ去られてしまったのです。

●傍腫瘍症候群の中で、よく知られているのは、黑色肉腫、メラノーマが自然退縮するときの反応です。
発熱して、節々が痛くなり、その後で、アルビノ(白子)状態の斑点ができて、黑色肉腫が自然退縮します。

●これは免疫細胞や自己抗體が、癌の黑色肉腫細胞とホクロ細胞をまとめて攻撃したからです。
もちろん、これは黑色肉腫だけでなく、ほかのガンでも起こることです。
この症状を経て、ガンは自然退縮へ向かっていきます。
 
●発熱、痛みのほかに、しびれなどの神経症状もでてきます。
癌が攻撃されると神経も刺激を受け、しびれや痛みがでるのです。
傍腫瘍神経症候群(パラネオプラスティック・ニューロロジカル・シンドローム)とよばれます。
この反応も覚えておいてください。
 
●今の若い醫師たちは、この治癒反応の存在自體を知らないことが多いようです。
 
●転移が起こるということは、癌が治るサインなのです。
リンパ球が上りはじめたときに転移を起こしやすいということがはっきりしました。
つまり、転移というのは、原発巣がリンパ球によって攻撃されて、散らばっている状態なのです。

●實際、転移が起こった癌が自然退縮して治るということを何十例も経験しました。
転移は怖くありません。
癌が治るサインです。
體が治癒力を発揮して癌をたたいている最中です。

●免疫力が上がって癌が痛めつけられたとき、一時的に腫瘍マーカーが上昇する現象が起こることも知っておくとよいでしょう。

補足

  感染するのは精神性=心身・感情・靈性とライフスタイル(衣食住) であり、
微生物やウイルスではない。

  感染症の原因は、意識と生活。物質ではないということです。

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