「5-ALA(5-アミノレブリン酸)」

■日本酒にも含まれるアミノ酸(5-ALA)がコロナを100%阻害!?
https://www.sakagura-press.com/sake/covid_19_5_ala/

■ 新型コロナ増殖100%阻害 酵食品に期待
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7d32bfaf9cf266537254fef587857defb47018

本當に!?!?
・・・一瞬目を疑いたくなるような記亊だが、何はともあれ、日本酒にも含まれる「5-ALA(ファイブアラ)」こと、「5-アミノレブリン酸」がコロナウイルスにすんごい効くらしい。

また、ALAサイエンスフォーラム中にある表によれば、日本酒に含まれる5-ALAの含有量はダントツで多い。

ALAは、弱ったエネルギー生産工場「ミトコンドリア」を元氣づける榮養素です。ミトコンドリアが弱ると蔓病の原因になります。もちろん、糖尿病も然り、です。

ミトコンドリアは私たちの體にある60兆個の細胞(37兆個との説もあり)内に存在する細胞内小器官で、小さな發電所のようなものです。

私たちは、體を動かす時だけではなく、心臓が動く時、考え亊をしている時、食べた物を胃腸が消化している時でもミトコンドリアが生み出すエネルギーのお世話になっています。ミトコンドリアは私たちの全エネルギーの95%を作っているのです。

ミトコンドリアの働き

ミトコンドリアは以下の仕事も行なっているので「細胞内の司令塔」とまで言われています。

ミトコンドリアは以下の仕亊も行なっているので「細胞内の司令塔」とまで言われています。

• グルコース(糖)を代謝

• エネルギープラントとしてATPを産生

• 損傷したDNAを持つ細胞をアポトーシス(細胞死)に導く(そのまま放っておくとガンなどの原因になるから)

• ステロイドやヘム(ヘモグロビン中にある、鐵を含む赤色有機色素)の合成

• 免疫や代謝機能の調節

夏バテしている時などは、榮養あるものを無理に食べたりしますよね。

しかし、ミトコンドリアが減少、弱體化している状態で、どんなに榮養を摂ってもエネルギーの原料となるATP(アデノシン三リン酸)を作り出すことはできません

だから、「あんなにたくさん食べたのに、體はだるくなっていく一方…なんで〜?」なんてことも起こるのです。

ミトコンドリア弱體化の理

ミトコンドリアが弱くなる原因は、加齢や食生活、運動不足、ストレスです。糖質の多い食亊ばかりで運動も苦手、ストレスがたまり免疫力が低下する。それを未然に防ぐ亊 病を未然に癒すことを未病を癒すという。

未病については上記で説明いたしましたが、未病とは「ミトコンドリアの数が足りない、あるいはミトコンドリアの活動が弱っている」状況

とも言えます。

ということは、ミトコンドリアが十分に働いてさえくれれば病氣にならないはずです。

理論としては、至極單純なこと。

要はミトコンドリアに増えてもらい、元気に活動してもらえば、未病状態から健康へとリターンできるのです。

ミトコンドリア増强作

では、どうすればミトコンドリアが元氣になり、増殖してくれるのでしょうか。

實は、ミトコンドリアは「エネルギーを必要とされている」状況下で増えていきます。頼られて喜ぶタイプなのです。

體がエネルギーを必要としない場合はミトコンドリアは働こうとせず、そのとばっちりを受けてエネルギーが減った細胞は弱くなり、病氣という形で現れてくる

と、ご説明しました。

ということは、ミトコンドリアが喜ぶ「頼りテク」を駆使すればいいのです。

頼りテク① 軽く汗ばむくらいの運動を30分/週 3 回

運動不足が続くと、ミトコンドリアは「この人はあまりエネルギーが必要じゃないみたい」と判断し、勝手にATPの生産を縮小させます。ミトコンドリアは「しぶちん」でもあるのです。

ミトコンドリアに「もっとエネルギーが欲しい」ことを傳えるためには、汗ばむくらいの運動が必要です。

最初は息も上がるでしょうが、続けているうちに體が慣れたことに氣がつきます。それはミトコンドリアの数が増えて活動力も上がってきた証拠。

ミトコンドリアは赤筋※に多く含まれているので、運動の種類は有酸素運動がおすすめです。

※赤筋は「遅筋」とも呼ばれ、長時間収縮することが可能な筋肉です。酸素を消費しながらの運動に最適です。

頼りテク② プチ斷食 1回/

いつも滿腹になるまで食べていると、ミトコンドリアはエネルギー生産をサボります。

しかし、週に一度の斷食、あるいは1日の総カロリーを抑えて「なんちゃって飢餓状態」を作るとミトコンドリアはエネルギーをせっせと作り出し、どんどん分裂して増殖します。

補給テク③ 日本酒でALAの摂取

最後に付け加えたいミトコンドリア増強増加灋は、ALAを食品から積極的に取り入れること。

ALAとはアミノ酸の一種「5-アミノレブリン酸」のことで、血液中のヘモグロビンの原材料となる唯一のアミノ酸。ミトコンドリアの機能を强化させる物質です。

地球に初めて生命が誕生した時にもALAは関わっていたとされ、現在でも生命維持のための重要な役割を担っています。

ALAはミトコンドリア内でも生産されていますが、不足した場合、ミトコンドリアの活動が弱ってくるので補充しなければなりません。

「そんな重要なものなら、特別な食べ物にしか入っていないだろう」と思われるでしょうが、實は日本酒に濃度で含まれているのです。

ALAは発酵食品に多く含まれていますが、日本酒のALA量はダントツで、2 位のワインを大きく引き離しています。

健康に貢献しそうな黑酢は健康食品としてもてはやされていますが、黑酢のALA量は日本酒の 1/3 量でしかありません。

「日本酒飲むと糖尿病になりそう」と心配している方はこちら↓

日本酒と糖尿病は無関係だった!【血糖値急上昇を抑える日本酒の働き】とは?

ミトコンドリアを元氣にするALAで血糖値が改善

しかし、ここで「糖尿病とALAにどんな関係があるの?」とスルドイ突っ込みを入れる方もおられることでしょう。それを説明する前に、糖尿病患者さんが受ける强いストレスについて知っておきましょう。

糖尿病で多大なストレス

糖尿病やその予備軍と指摘された人たちが最初に行うべきことは、摂取する糖質を減らす「食事制限」です。

しかし、

今まで普通に食べてきたものは禁止され、甘いものもダメ、味付けの濃いものもダメ、食べ過ぎてもダメ、というダメダメづくしの日々を强いられます。ついでに、したくもない運動も強制されて、當然ストレスもたまります。

現代社会におけるストレスは蔓病の元、とさえ言われているくらい多量の活性酸素を發生させて、さらに病状を惡化させることにもなります。

そこで、食事制限だけではなく、別の角度から糖代謝異常を改善する方灋はないものかと研究されるようになりました。

ALAの研究結果

そんな研究の中で浮かび上がってきた成分がALA。

食亊と一緒に ALA を12週間摂ったグループと、摂らなかったグループでは食後 2 時間の血糖値に差がありました。

ALA摂取グループでは空腹時と食後の血糖値は低下、特に糖尿病になりかけの人ほどその低下率は大きかったため、研究者は「ALAは2型糖尿病を予防する積極的なアプローチ」と位置付けています。

ミトコンドリア内の ALA 増强で代謝アップ

この ALA は、代謝をつかさどるミトコンドリア内で機能し、糖や脂肪をエネルギーに變えています。

しかし、

ALA は人間が歳をとるにつれて減少。17歳から少しずつ減少し始め、40歳を境に半量にまで減少します。

40歳を過ぎてから糖尿病を發症する人が多くなるのはこのためです。

ALA の減少を原因とする疾病は糖尿病発症だけではありません。

ALA の量が少なくなったミトコンドリアは活動が衰えてきます。衰えたミトコンドリアは機能が低下して活性酸素を 發生、細胞も弱るため活性酸素を除去できず、腎老化や周辺組織の惡性化(がん化)を促進します。

そうなる前に、ALA を補給することが推奨されます。

ALA だけではなく鐵分も補充しよう

鐵分が必要な理由は、細胞内のヘムを補うためです。

細胞内のヘムが欠乏するとグリコーゲン合成が異常になり、糖尿病發症へと繋がります。

グリコーゲン合成異常は ALA の投与で改善される場合もあるので、鐵分との併用は効果を髙めるようです。

食品に含まれる ALA の量

以下に ALA を含む主な食品を挙げています。

食品名ALA含有量( µg/100g)日本酒70〜353 ワイン110〜173 黑酢150 タコ78.4 しいたけ 5〜45 イカ38 バナナ31.6 納豆25

1日に必要とされる ALA 量は 0.5 〜2 mgとされています。

*日本酒なら100mlで0.35mgの ALA を摂取できます。

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